企業・団体による社会貢献上映
子育て中のがんと診断されたママとそのご家族限定の
上映イベントが2回にわたって開催されました。
東京都多摩市で活動を続けておられる「がんママカフェ」
「がんママカフェ」主宰の井上文子さんは、当時2歳の息子さんの育児中に乳がんを経験。
子育て中のママががんになってしまうことで、ご本人や家族が抱える孤独感、悩みを深く理解できるご経験から
「がんママカフェ」を立ち上げ、同じ経験者同士で、つながり合う場を作り、こころの内を話して、少しでもこころが軽く、そして、同じ仲間同士で助け合える場を作りたいと活動を続けておられます。
本企画は、「がんママカフェ」の活動を応援するため、ベネッセコーポレーションが地域貢献の一環で運営しているプラネタリウム施設である「ベネッセスタードーム」さんがご協力くださいました。
ベネッセスタードームHP
https://blog.benesse.ne.jp/stardome/
■日程
2019年10月13日(日)
2019年11月24日(日)
2回にわたる上映イベントは、 がんと診断をうけたママをサポートするために、企画してくださったものです。
1回目の11月3日は 30名以上の方々にお越し頂き 2回目の11月24日も 30名ものがんと診断されたママたちが お集まりにくださったそうです。
お母さんは家族の太陽と言いますが やはりお母さんが病を抱えてしまうことは 家族にとっては、 大きな不安を抱えることになると思います。
当事者のママは、 自分の病だけではなく、 子どもの気持ちを考えると 家族の様々なことを心配するわけですから、 ひとりで抱えこんでしまわないように 家族だけではなく他者からの 愛あるサポートが必要です。
不安から解き放たれる時間や仲間がいれば 問題が最小化していったり がんになったことで得られる 出会いや気づきがあったり、 「キャンサーギフト」を 受け取ることだってあるかもしれません。
キャンサーギフトとは、がんになったことによって、生まれた経験、出会いを通じて、人生の豊かさをギフトのように受けとることを言うそうです。
すべての経験をギフトに変えられるのは 愛あるサポートがあってこそなのではないかと思います。
がんママカフェを主宰する井上文子さんは、 まさに、愛あるサポートを実現されてをされておられる方です。
ご自身が乳がんになった経験を生かし 同じ経験をするママに心に寄り添うため、 東京多摩市のカフェドスールを拠点に ガンママカフェをスタートされました。
なかなかカミングアウトしにくい方もいらっしゃると思いますが 情報を得て、参加される方々は、 安心感を得て、エネルギーをもらって帰られることと思います。
そんながんママカフェさんが ベネッセスタードームさんとの共同で
"LIFEいのち"の上映会を通じて 沢山の方々と、 いのちへの感動を共有していただけたことは、本当に嬉しいことでした。
参加者の方々からは
「プラネタリウム感動しました。子どもの前なのにぽろぽろ泣いてしまった。」 「子どもに生まれてきてくれて、ありがとうって今日は伝えようと思った」 との感想をいただきました。
上映の後は、参加者の皆さまと、 茶話会を実施されたそうです。
ガンママカフェさんは東京多摩市にある カフェドスールさんで 毎月定例会を行なっておられますので 必要な方々はぜひご参加なさってみてください。
ご協力くださった ベネッセスタードームの皆様にも、 心から感謝申し上げます。