みなさんは、私たちが 星と同じものでできているって、
ご存知ですか?
本作を制作するにあたって
宇宙のどの部分を切り取って
伝えようか?考えていた時に
天文学にはあまり詳しくない妻に
「ぼくたちって、星と同じものでできてるって知ってる?」と
聞いてみたら
「えーーーーー!?そーーなん??」
と、今までで一番いいリアクションが返ってきました。
興味深々に尋ねてくる姿に
ああ、これがいい!と思いました。
本作は、天文学に詳しくない人、
興味を持っていない人にとっても
この広い広い宇宙で今、
この地球という星に生きている奇跡を
感じられる作品したいと思っていたので
妻や子どもたちは、
対象そのものでした。
宇宙について関心を持つかどうかは
本人の趣味嗜好は、当然ありますが
子供のころに、どんなものに触れたのか?
それも大事な要素のひとつだと思います。
ぼくらが子供のころに、学習として
教えてもらったのは
月の満ち欠けと星座・・・太陽系??
そのくらいだったと記憶しています。
でも、本当にそれで
宇宙に関心を寄せるのだろうか?
それよりも、もっと
宇宙を身近に「感じる」こと
ぼくらは宇宙の一部なのだ
というところから始めてみた方が
いいのではないか?
そんなふうに思ったのです
そして
多くの場合、
プラネタリウムに連れて行ってくれるのは、お母さん。
お母さん自身が、ワクワクしていたり
関心を持って見ているかどうかというのは
子どもには、肌感覚でなんとなく伝わるものです。
お母さん自身も楽しんで
子どもと一緒に
その時間を過ごしてほしい
そんな想いもあって
親子で楽しめる作品にしたかった
ギャラクシティでの初上映会の際に
「宇宙をこんなに身近に感じたのは、初めてです!」と
と、小さなお子様連れのお母さんに
お声をかけてもらいました。
また、上映会の帰り道に
素敵な親子の語らいが生まれたことを
知人宛にメールを送ってくれました
一部、ご紹介させていただきます。
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「LIFE」すごーく良かった!!
帰り道に歩きながら、息子が「お母さん僕を産んでくれてありがとう」
なんて言ってくれるものだから、また涙でした。
今朝も、僕は人を幸せな気持ちにさせる
仕事をしたいと思うって言ってました。
僕も音楽をずっと続けていくと決意を持って、今レッスンに行ってる。
数日前に、息子が人間はなぜ誕生したの?とか、
人類の不思議を聞いてきてたの。
昨日は、その答えが息子なりに感じ取れたみたいで、
僕はいつか家族が死んでしまうと
考えただけで悲しさで
いっぱいになるから考えたくなかったけど、
今日のプラネタリウムを見て、
いつか大事な家族が死んでしまっても、
僕の中にずっといてくれるんだと思ったら、
星になって見守ってくれてると思ったら
死ぬことも悪いことばかりじゃないと思えた。と。
夜中までずっと息子の考えを聞いて、
語り合っていたよ。
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親子で、こんな会話が生まれただなんて
本当に、嬉しいことでした。
初上映会の機会を作ってくださった関係者のみなさんにも
心から感謝です。
この本は、脚本の製作中に、
息子が図書館で借りてきてくれた本です。
息子なりに何か役に立ちたいと思ってくれたのかな?^^
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