資本主義という社会システムの中で 競わされ、抱かれた幻想の中で失われた 純粋ないのちの輝き
そのいのちの輝きを取り戻せる社会を作りたくて、
LIFEいのちを制作しました。
しかし、この仕組みを終わらせることは 到底、難しんだという、現実にも直面しました
でも、私たちの「意識」は変えられる。
私たちの「意識」をどこに向かわせるのか
私たちの「意識」に対して、 もっと理解を、もっと深めて大切に扱うこと
それが、今、できるのかどうか問われていると思います。
誰かにやってもらうんじゃない みんな一人ひとりの力で手にしていく
草場先生のお言葉に 勇気をいただきました。
以下草場先生のメッセージです。
12月22日今年最後のイベントのお知らせ
政治の混迷、経済の低迷、社会の混乱、天災や環境破壊、先行きへの不安。豊かになったはずの日本、便利になったはずの生活、にもかかわらず世の中には閉塞感が漂い、本当の「しあわせ」の姿は見失われつつある気がします。
本質的な原因は、本来道しるべとなるべき大切なもの、すなわち「いのちをつなぐ」ことへの自覚が失われて主客転倒が起こったことだと思います。
本来、いのちを継続・発展させるための政治や経済、教育であるはずなのに、逆にそれらを発展させるために、あらゆるいのちが道具のように消費されて擦り減らされているのです。何のために生き、何のために学び、何のために働くのか、具体的な答えは一人一人異なるかもしれませんが、突き詰めれば、「いのちをつなぐため」「いのちを大切にするため」であるはずなのです。
本当は、いのちは私物化できるようなものではありません。自分のいのちは自分一人のものと考えるのは傲慢です。「私」という個人は、先祖たちが紡いできた繋がりのおかげで生み出された存在であり、他の多くのいのちに支え生かされている存在であり、縦に横に循環するいのちの中にあるもの。
未来への眼差しからすれば、「私」は循環するいのちがこれからも続いてゆくための通過点とも言えます。あらゆる種と共に途方もない歴史を旅して辿り着いたこのいのちをよりよい形で次に繋げてゆくことは、今生きる「私」の使命です。
自分が親になるかどうかが問題なのではなく、身の回りの「いのち」を慈しみ、「いのち」に対する真摯な姿勢を身をもって示すことが、次世代への大人としての責任なのです。
いのちが祖末に扱われやすい現代だからこそ、「いのち」の本質は何であるかを次世代を担う子供たちに伝えてゆかねばならないのだと思います。
そして、子供たちに伝えるには、大人自身が循環する「いのち」を深く理解し、その一部である自分のことも他人のことも大切にできなければなりません。
今回のイベントが、「いのち」について考えるきっかけになることを願ってやみません。
草場一壽
特別サイト
https://www.lifeeducation.co/osaka
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